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スピードキューブにおけるタイム運命論

スピードキューブにおけるタイム予定説 - かそきゅーぶ

読ませて頂きました。非常に興味深い文章だと思います。

僕自信も以前より似たようなことを考えていました。
すなわち、スピードキューブにおける各ソルブでの理想的なタイムというのは最初から決まっているのではないか?その時の自分が理想的なソルビングをした時に出るタイム、すなわちソルブ毎のある程度の「理論値」的なものが存在するのでは?ということです。スピードキューブを長くやってると自然とそういう考え方になってくるような気がします。


僕の場合、これをさらに発展させた考え方をすることがあります。


ざっくりと言えば、予定タイム+ミスによるロス=実際のタイム、というのがかそちさんがおっしゃっていた「タイム予定説」なわけですが、ここに加えて、「ミスによるタイムロス」も最初からある程度決まっているのではないか?という考え方です。
かそちさんの「タイム予定説」と区別するため、「タイム運命論」と呼ぶことにします。

スピードキューブのソルビングにおいては、
「状況を把握する→次に自分がすべきことはなにか判断する→回す」
というプロセスを何度も繰り返しています。
これらの各プロセスにおいて自分がミスをするかどうかというのは、「何%の確率でこのようなミスをし何秒ロスする、何%の確率でこのようなミスをし何秒ロスする、何%でミスをしない」というふうに、確率分布でもって規定することができる、ということを、「タイム運命論」では大前提とします
そして、そういった確率分布が考えられるのであれば、それはつまり、ロスするタイムの期待値および分散が求められるということです。さらにそれらをすべて合計すれば、ソルブを通して「自分がどれくらいの確率で、どの程度のタイムロスをするのか」というのを、ソルブ毎に定めることができるはずです。

この「タイム運命論」について勘違いして頂きたくないのは、「ソルビングのタイムは回す前から決まっている」という完全な運命論ではないということです。スクランブル状態から時刻場所などに至るまで全く同じ状況でソルブをしたというパラレルワールドを考えた時に、そのタイムが実際のソルブと全く同じ結果になるという主張ではありません。ただ、そこで出てくるタイムというのはまったくのバラバラにはならずある程度の幅に値が集中し、どのようなタイムになるかというのは確率分布や期待値・分散の考え方を用いて表せるのではないかという主張です。


で、この考え方を用いると何が言えるかというと、「1回1回のソルブで、その場で現れているタイム自体には何の意味もない」ということになります。
ソルブでいいタイムを出すことに意味は無いのです。なぜならそのタイム自体はすでにある程度予想された結果であるからです。あくまで確率ですから、たまたま予定タイムが短いスクランブルが来ることもありますし、たまたまミスがなくうまくいくこともありますし、それが連続することだって、試行回数を重ねれば当然発生しうる事です。

それより大事なのは、その奥にある「予定タイム」と「予想されるロス」です。全体のタイムを縮めるためには、これらを少しでも削ることが大事になってきます。
そのために何をすればよいか?それは当然練習です。タイムに意味がないというだけで、ソルビングに意味がないということでは全くありません。
短期的なタイムの良し悪しだけではなく、長期的に見た「予定タイム」の向上、「予想されるロス」の減少を目的とした練習を行うことで、自分の実力を向上させていくことにつながります。
当たり前と言えば当たり前のことですが、これを意識するのとしないのとでは練習の意味合い、効率がだいぶ変わってくると思います。

















ま、あくまでそういう考え方もあるというだけなんですけどね(笑)

まあ、かそちさんも仰っていたように、「予定タイムを縮める」という考え方は非常に大事であると僕も思います。
目先のタイムだけにとらわれる短期的な練習では、ある程度以上の実力をつけることは出来ないのかなというふうにも感じています。


あと、予定タイムを縮めることについては、単純な指の速さを鍛えることが最近は忘れられがちなのかなと思います。FeliksやMatsが使っているような発展的なテクニックもそれ自体は非常に有用なのですが、それを習得することに躍起になるのは、

「指のそもそもの速さを上げれば全体のタイムは縮まる」
というごく当たり前の事実から目をそらしたいだけではないのか、


という風に最近思うようになりました。
現在の日本のキューブ業界では、細かいテクニックばかり手に入れようとして、指そのものを速くしようという傾向がほとんど見られないように思います。
私自身Cube Voyageというサイトを運営してはいますが、その主たる目的は、新たなキュービストに向けて様々なテクニックや考え方の存在をアーカイブし普及させることであり、既にスピードキューブをある程度行っている人に対してテクニックを手に入れてもらうことではありません。

「指の速さ」というのを、スピードキューブにおいてもっと重要視する必要があるのではないでしょうか。

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HATAMURA

Author:HATAMURA
京都大学在籍。1993年生まれ。
「充実した人生」が目標。
ルービックキューブを始めたのは'07年2月。

公式記録はこちら

解法やテクニックについて知りたい方はこちらへどうぞ。僕も運営に関わっているサイトです。
Cube Voyage

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